コロナウォッチャー

4月7日の緊急事態宣言。国民として協力していくことは当たり前ですが、収束を祈りながら感染者数を観察していきます。

4月25日 新規感染者数441人 しばらくは400人台で推移か

 4月25日の日本の新規感染者数は441人、今日は、というか昨日の感染者数は、昨日お伝えした一昨日の24日の感染者数より減少した。4日連続の増加は一応ストップした形だ。増加傾向に歯止めがかかったことを期待したい。

収束は6月20日頃 感染者数累計21,000人

 グラフを更新したので見て頂きたい。感染者数累計は予測カーブに沿っている。4月15日までの感染者数累計の推移から16日に予測をし直したものだが、かなり確度が高くなってきたように思える。この予測カーブによれば、4月28日までは400人台で推移し、29日から5月5日まで300人台、5月6日から10日まで200人台と減っていく。緊急事態宣言の措置期間は5月6日までであるから、残念ながらゼロにはほど遠い。しかし、第3波、第4波が来なければ、3密を避けながら経済活動を徐々に再開できるかもしれない。6日の解除は無理だとしても、前述のとおり、200人台になっていれば見通しが立てられ、5月中旬には部分的にしても緊急事態宣言の解除は可能だと思う。以前にもお伝えしたが、最終的には、感染者数累計は21,000人、新規感染者ゼロに近づくのは、6月20日頃の予測になっている。

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日本の感染者数累計(4月25日 WHOデータより)

100人台は約10日間続く。自粛はいつまで耐えられるだろうか?

 見づらくて申し訳ないが、グラフの5月11日からの予測カーブを見て頂きたい。100人台が長いのである。11日から約10日間100人台で推移する。今の自粛生活を1ヵ月以上我々は続けていくことが可能だろうか。私には自信が無い。自宅待機命令など、法律で厳しく取り締まることができる欧米ですら、マスクもせず外に出てきて、「解放せよ」とデモを起こしている。結局、命令であろうと自粛であろうと、いつまでも国民全員を自宅待機させるのは難しいことだといえる。よく、日本も命令にしろ、と言う人がいる。日本が命令にしないのは、賠償が嫌だからだ、とも言う。ならば保障があるはずのアメリカでなぜデモが起きるのか。デモを起こしている人々は保障が無いのかもしれないが、それだけでは説明できないだろう。人の自由を奪うことは難しいということだろう。

自粛とプライバシー、選択制にする案

 何か仕掛け作りが必要である。ある程度の自由やプライバシーと引き換えに自粛・自宅待機を解除できるよう選択肢を与えるのはどうだろうか。感染者数が減れば、またクラスター対策が有効になる。日本が取ったクラスター対策は、感染スピードにブレーキを掛けながら、医療崩壊をギリギリのところで抑え込むことに成功している。

 さて提案だが、たとえばスマホによる感染者追跡アプリなどで感染者の位置情報や接触者の情報を追跡できる環境を整えることである。もちろん、プライバシーの問題があるので、これが嫌なら自粛を継続する、など選択を与えることにより、ある程度自由が尊重できるのではないか。アプリは開発中、日本でも使用可能になるという。

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感染者追跡アプリを解説する記事。シンガポールでは運用中。