コロナウォッチャー

4月7日の緊急事態宣言。国民として協力していくことは当たり前ですが、収束を祈りながら感染者数を観察していきます。

5月23日 新規感染者数23人・K値=0.018%、新規死者数 12人 宣言解除は目の前だ

 今日は良い天気。妻は一日掃除をしていた。良く働く妻だ。感謝。私も気になっていた網戸を直した。近所のホームセンターに材料と工具を買いに行ったが、テレビで混雑している、とう報道をよく見かけるが、それほど混んではいなかった。

 さて、本日もグラフを更新する。5月23日付のWHO新型コロナウィルス関連報告による新規感染者数は23人、累計16,536人。K値は0.018%。死者数は新規12人、累計808人であった。前日の感染者数は、東京都の報告漏れにより増えたが、前々日と同等の数値になり、昨日が異常値であることがわかる。

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日本の感染者数累計(5月23日WHOデータより)

 今朝のNHKテレビ「日曜討論」で、加藤厚労大臣」、尾身諮問委員会委員長が出演、緊急事態宣言の解除等について語っていた。その中で「第2波はくるか、備えは?」というテーマで討論していたが、加藤大臣は、「日本では第3波になる」と言っていた。”今が第2波だよ、今度きたらそれが第3波だよ”ということである。閣僚がこういう認識であることに、安心した。

いつまでも認識を変えないテレビ・新聞報道 だから第2波じゃないって

 グラフにも記載しているが、私の予測線は第1波と第1波を別々に計算して合算したものである。以前にも書いたが、現在までの感染が全て第1波とすると計算に乗らないのだ。これは4月16日に計算したものである。第1波は、武漢からの訪日観光客による感染で、3月上旬にはクラスター対策が功を奏し、収束を見せていた。ところが、3月11日辺りの欧米からの帰国者により感染が急速に増加している。これが第2波だ。厚労省クラスター対策班が既に警戒していたことで、先日5月20日衆院予算委員会で諮問委員会のメンバーの参考人質疑があったが、その中でも現在は第2波だ、との見解が示されている(専門家会議・脇田座長)。別にどっちでもいいのかもしれないが、私は武漢ウィルスとヨーロッパウィルスはその感染力に違いがあると思っている。そうでないと感染爆発に迫った第2波の説明がつかない、と感じているのだ。この点はもう少し検証していきたい。それにしても、テレビや新聞はいつまでも認識を変えないなあ。従って第2波が来るか来ないか、なんて議論は無意味で次の流行は間違いなく来るのである。来るという前提で、再自粛の基準や再自粛の範囲、経済的な対応等の議論が必要だと思う。

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日本の感染者数累計とK値(5月23日WHOデータより)

大丈夫か、感染報告の無い国々 最大53日未報告

 WHOのデータを見てみると、一覧表の一番右端に、「Days since last reported case」と記載があり、翻訳すると”最後に報告されたケースからの日数”だ。今日まじまじと見ていると、なんと様々な国で報告が放置されているのが分かる。最大53日が、サン・バルテルミー島。人口も少ないし感染者も少ないから大きな問題ではないかもしれないが、現状どうなっているのか、53日も分からないのは問題ではないか。3日以上報告なしの国々を数えたら、37ヵ国あった。未報告日数順に一覧表にしてみた。WHOはフォローしているのか。もっとも終息したダイアモンドプリンセスも68日となっていたから、収束していて問題無いのかもしれない。

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報告遅延3日以上の国々・地域(WHOデータ 5月23日)