コロナ五輪エンブレムに怒る大会組織委員会に、｢心が狭い｣と非難の天声人語(朝日新聞)
今朝の天声人語に驚いた。外国特派員協会が東京五輪のエンブレムをコロナウィルスでもじったデザインに物申すどころか、大会組織委員会に対して、パロディーに理解が無いと非難しているのだ。｢気のきいたパロディ作品」？信じられなかった。思わず味噌汁を吹いた。
準備してきた大会関係者、選手たちは笑えるのか
東京オリンピックは私も楽しみにしていたし、延期は心から残念に思った。準備をしてきた大会関係者や選手たちはもっと残念であり悔しかっただったろう。私はあの外国特派員協会のもじったエンブレムを見て大変不愉快に感じたし、組織委員会が怒るのも当然と考える。それを天声人語は、パロディだから笑って流せ、と言っている。では、以前韓国の団体が作ったポスター、放射能の防護服を着て走っている聖火ランナーがあった。これにも同じことを天声人語は言ったのだろうか。韓国に抗議したＩＯＣに対して、非難する天声人語を読んだ記憶は無い。
パロディには笑いと愛と覚悟が必要
モノまね芸人は、モノマネされた歌手や俳優本人から怒られることを覚悟でやっている。逆に有名になって喜ぶ人もいるが、モノマネというのは、特徴を強調するからおもしろい。私は学生の頃、よく先生や友達の似顔絵を描いては、友人に見せては悦に入っていた。似顔絵も細い目や飛び出た頬骨をデフォルメするから似るしおもしろい。ただ、描かれた本人は気にしてるところを強調されるから不愉快極まりない。一人だけ喜んでいた友達はいたけど。だからモノまね芸人は、笑いを取るため本人のクレーム覚悟でモノマネするのだ。
ユーミンのモノマネをする清水ミチコがいる。歌もうまいしよく似ていておもしろい。ラジオで語っていたが、ユーミンから「あなたのモノマネは愛が無い」と言われたそうである。視聴者がおもしろくても本人は不愉快なのだ。それをラジオで告白し、それでもモノマネを続ける清水ミチコは本物の芸人だ。
五輪は風刺の対象か
さてあのコロナエンブレム。パロディだとしたら、はたして笑えるだろうか。韓国のポスターのようにあからさまな悪意は感じないとしても、オリンピックを何とか開催したかった日本人を明らかに揶揄している。
天声人語文末には社会風刺という言葉も出てくる。風刺とは何か。風刺とは（goo辞書)によれば、「社会や人物の欠点・罪悪を遠回しに批判すること。また、その批判を嘲笑的に表現すること。」とある。五輪の大会組織委員会は欠点・罪悪なのだろうか。風刺の対象なのか。全く理解できない。単に東京オリンピックの延期でがっかりしている日本人を笑っているだけだ。
非難の矛先間違っている
外国特派員協会は白旗を上げたという。引っ込めるくらいなら、最初から出すな、と言いたい。私が天声人語の記事を書くなら、その点を書く。パロディ・風刺は覚悟を決めて、批判を甘受し、愛と笑えるパロディを、そしてもっと大きい相手に風刺を、と。
質が落ちた天声人語
それにしても天声人語の質が落ちた。特派員は同じ記者だから擁護したのか。外国人におもねったのか。それとも委員会会長の森さんが嫌いだからか。安倍総理が嫌いだからか。そうとしか思えない、今朝の天声人語。こんな文章、教科書に載せられますか？
5月28日 新規感染者数32人・Ｋ値＝0.016％
WHOデータから累計感染者グラフを更新する。5月27日付のWHO新型コロナウィルス関連報告による新規感染者数は32人、累計16,683人。Ｋ値は0.016％。死者数は一桁になって新規9人、累計867人であった。
