コロナウォッチャー

4月7日の緊急事態宣言。国民として協力していくことは当たり前ですが、収束を祈りながら感染者数を観察していきます。

政府専門家会議会見 日本のクラスター対策は世界無比 専門家会議メンバーに国民栄誉賞を

 昨日、専門家会議の会見が行われた。珍しく押谷教授が出席された。マスコミは議事録ばかり、同じことを何度も質問し呆れた。私には大変感心したことがあった。それはタイトル書いたとおり、日本のクラスター対策は、世界で類のない方法だったのである。

日本のクラスター対策は”さかのぼり”

 海外でもクラスター対策はやっているが、他の国では感染者が出た場合、接触調査を行う。具体的には、感染者と接触した人に対して隔離や自宅待機の実施、発症するかどうかを確認している。これを”前向き”調査という。日本はこれだけでなく、加えて”さかのぼり”調査を行っている。”さかのぼり”調査とは、過去の行動調査を行い、誰とどこで会ったのか、共通の場があるかどうか調べ、クラスターの連鎖を止めることを目的とする。質疑で、日本は”前向き”調査の比重が少ないのではないか、と質問があった。これに対し、押谷教授は、このように答えた。「感染者はほとんど人に感染させない。保健所が疲弊するため、すべてできない。”さかのぼり”調査はかなりの確率で関連連鎖を止められる。」

 これが日本のコロナ対応だったのだ。日本が世界と比べても少ない感染者数・死者数が少ない理由はここにあったのだ。

 こういった戦略を練る「専門家会議」。作戦参謀としては最高だ。かれらに国民栄誉賞をあげたい。専門家会議の皆さん、ありがとう。

 

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5月29日 新規感染者数36人・K値=0.012%

 さて今日もWHOデータから累計感染者グラフを更新する。5月29日付のWHO新型コロナウィルス関連報告による新規感染者数は36人、累計16,719人。K値は少し下がって0.012%。死者数は一桁になって新規7人、累計874人であった。

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日本の感染者数累計(5月29日WHOデータより)

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日本の感染者数累計(5月29日WHOデータより)