コロナウォッチャー

4月7日の緊急事態宣言。国民として協力していくことは当たり前ですが、収束を祈りながら感染者数を観察していきます。

第2波はきていた。3月の感染急増はやっぱりヨーロッパからだった!

 今朝の朝日新聞(4月29日)で、「国内拡大のコロナ 欧州経由か」との見出しで、国立感染症研究所の研究結果を報道、3月の急激な感染増加はヨーロッパなどの旅行者、帰国者を通じた感染が原因の可能性がある、という内容だった。しかも最初の武漢からの感染は3月以降国内で広がることなく終息したという。

3月25日の変化の理由、第2波説は正しかった!

4月15日 日本の感染者数 8,000人超 収束を予測してみた(禁クレーム) - コロナウォッチャー

 やはり、予測カーブの考え方は正しかった。3月の3連休のあと、3月25日から急激な新規感染者数の増加は、連休の気の緩みだけでは説明できない、と以前にもブログに書いた。予測カーブを作成するうえで、ひとつの仮説として、3月25日以前は”第1波”で、3月25日以降は”第2波”として別々の感染としてシミュレーションするとうまく予測カーブが作れたのだ。国立感染症研究所の研究結果は、この予測を裏付けるものと考えてもよいのではないか。ただ、”第2波”の考え方は、私の推論ではなく、NHKのテレビで、厚労省クラスター対策班の押谷仁教授らが言っていたのである。しかも”第2波”が来る前からこの感染増加を予測していたのだ。だから私が発見したことでもなんでもないのだが、いまだに、3月25日から急激な新規感染者数の増加は、連休の気の緩みだ、と言っている報道を見かける。毎日新聞や、今朝のTBSの番組「グットラック」の中での立川志らくだ。ちゃんとデータやニュースを見てほしいと思う。

 国立感染症研究所の研究結果のリンクを貼る。ウイルスの広がりを示した遺伝情報の関係図が目を引く。位置関係は地理的なものではなく、遺伝情報の近さを示すらしい。よく分からないが。動画もあるのでぜひ見てほしい。

新型コロナウイルスSARS-CoV-2のゲノム分子疫学調査